「築城の教科書」「戦国期城郭の最高傑作のひとつ」といわれている、国指史跡・続日本100名城に指定された杉山城跡です。戦国時代の中頃、関東管領山内上杉氏と同族の扇谷上杉氏による関東一帯を巻き込んだ抗争の時期に築城された城で、1520年頃の「杉山の陣」の時代の城とされていますが、短期間で廃城となったようです。
 嵐山町は比企城館跡群として保全に取り組み、研究者やお城好き、歴史ファンの方々が県外からも訪れる隠れた観光スポットとなっています。私が訪問したのは、午前中でしたが、5組ほどの見学者に出会いました。
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地元中学校の校門を入って、山裾沿いに300m位でしょうか、校内のフェンスが切れている所から入ります。



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山城の姿が見えてきました。看板には「戦国期山城の最高傑作」の言葉が。期待が膨らみます。




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1つ1つの土塁に説明板を設置しています。
大手口は様々な仕掛けがされた防御の要です。



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防御の堀は、味方は橋を張はせて馬を出したという外堀の馬出郭口です。かなりの深さがあります。




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外郭に帯状に土塁を作りました。土砂が崩れたのでしょうか?標高数十mですが見晴らしがいいです。



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ちょっとした開けた部分は南二の郭です。そこからさらに登ると中心部の本郭です。かなり広いです。



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杉山城跡の石碑と歴史ボードです。
その横、夫婦杉の間には英霊を祀った社があります。




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花も旅情を醸し出します。

左:ギボウシ系のはなでしょうか?
右:トラノオ系でしょうか


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本郭からの展望です。そう高くはありませんが一望できます。
右:本郭の北虎口になります。



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南三の郭と南二の郭には、喰い違い郭があります。山城の周囲は竹林になっています。ヤマユリと思いきやスカシユリ系の園芸品種でしょうか?

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ハグロトンボ
が羽を開け閉めしています。生きものも多く息づいています。大手口の下には積善寺があります。徒歩の場合はここから入っていけます。


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