2019年の台風19号による多摩川の増水で氾濫した二子玉川駅上流右岸、多摩川に野川が流れ込む河川敷にあるのが兵庫島公園。国分寺崖線の豊かな緑を望み、兵庫池や開放的な芝生の広場、兵庫池にそそぎこむ流れは、子どものじゃぶじゃぶ遊び等の散策が楽しめます。
若山牧水の歌碑もあり、多摩川の水辺の環境と歴史を生かした憩いの場となっています。兵庫という名前の謂れは、あれこれと説があるようです。堤防工事の説明ブースが堤防上に設置されています。そこから、河川敷に下る仮設の坂が設置されています。
公園中央の池は「兵庫池」とするものと「ひょうたん池」とするものがあります。水は野川から取水したものを簡易浄水し、ポンプでくみ上げて小川から池に流れ込みます。そして兵庫橋の脇から野川に戻しているそうです。
壮絶な死を遂げた由良兵庫助の死体が多摩川と野川の合流部にあるデルタ地帯の島に流れ着き、これを村人達は災いを恐れて兵庫助をこっそりとこの島に供養した。これが兵庫島の名の由来であるとされています。
野川を渡る橋から見た左は上流(自然な風景)、右は下流(堤防を造って人工的な河川の風景)。
兵庫橋から見た中州にある小高い丘です。
河川敷にある兵庫池、上流方向を写しています。
下流方向は、R二子橋と田園都市線、上流はR246のバイパス陸橋。川の中には、洪水対策か?大きなブロックが敷かれています。
ひょうたん池の中央部には橋が架かっています。
建設大臣の手づくり郷土賞を受賞しています。
「枯れ流れ」という名称のじゃぶじゃぶ川です。橋の下から先へも、最後の吹き出し口まで続きます。
吹き出し口まで
小高い丘は緑に囲まれています。
高台の中央は広場になっています。
多摩川八景にも選ばれています。兵庫島の石碑です。世田谷区の名所旧跡は、あちこちにこの石碑が使われています。
多摩川を眺望する藤棚とそこからの眺めです。
川の向こうは溝の口のブル群でしょうか?
左:多摩川ドナウ友好記念碑です。
右:「多摩川の砂にたんぽぽ咲くころはわれにもおもふひとのあれかし」牧水作
高台から緩やかな坂道を降りて帰路に着きました。
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